NISAの成長投資枠で買えない銘柄は?【投資対象の制限を解説!】
NISA(少額投資非課税制度)は、投資初心者からベテラン投資家まで幅広く利用されている、魅力的な制度です。特に「成長投資枠」は、長期的な資産形成を目指す投資家に最適とされています。しかし、この枠で買える銘柄には制限があり、注意が必要です。今回は、NISAの成長投資枠で買えない銘柄について、詳しく解説していきます。
目次NISAの成長投資枠とは?
NISAには、「一般」「つみたて」「成長投資」の3つの枠があります。「成長投資枠」は、年間120万円まで、少額投資非課税制度の対象となる投資信託やETF(上場投資信託)に投資することができます。
メリット:
- 非課税: 投資で得た利益が非課税になるため、長期的な資産形成に有利です。
- 積立投資: 少額から始められるため、無理なく投資を継続できます。
NISAの成長投資枠で買えない銘柄
NISAの成長投資枠では、以下の銘柄を購入することができません。
1. 個別株式: Appleやトヨタなどの個別企業の株式は購入できません。
2. 債券: 国債や社債などの債券も購入できません。
3. 不動産投資信託(REIT): 不動産に投資する投資信託も、NISAの成長投資枠では購入できません。
4. 外貨預金: 外貨で預金をすることもできません。
なぜこれらの銘柄は買えないのか?
NISAの成長投資枠は、「長期的な資産形成」を目的としています。そのため、個別株式や債券のように短期的な価格変動が激しい銘柄は対象外となっています。また、REITは不動産市場の影響を受けやすく、リスクが高いと判断されているため、購入できないのです。
NISAの成長投資枠で買える銘柄は?
NISAの成長投資枠で買えるのは、主に「投資信託」や「ETF(上場投資信託)」です。これらの商品は、複数の株式や債券などをまとめて投資する商品であり、リスク分散効果が期待できます。
投資信託:
* 国内株式型: 日本企業に投資する投資信託
* 外国株式型: 海外企業に投資する投資信託
* バランス型: 株式と債券を組み合わせた投資信託
* テーマ型: 特定の産業やセクターに投資する投資信託
ETF (上場投資信託):
* 指数連動型ETF: 特定の株価指数に連動するように運用されるETF
NISAの成長投資枠でおすすめの銘柄は?
投資信託やETFは種類が多く、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。初心者の方には、「インデックスファンド」と呼ばれる、市場全体の動きを反映する投資信託がおすすめです。
例:
* eMAXIS Slim米国株式 (S&P500): 米国株式市場全体に投資できるETF
* 楽天・全米株式インデックスファンド: 米国株式市場全体に投資できる投資信託
これらの商品は、低コストで分散投資ができ、長期的な資産形成に適しています。
投資はリスクを伴います
NISAの成長投資枠を活用することで、非課税で投資することができますが、投資には必ずリスクが伴います。
- 元本割れのリスク: 株式市場が下落すると、投資した金額より少額になる可能性があります。
- 流動性リスク: 投資信託やETFは、すぐに売却できるわけではありません。
参考資料
投資信託とETFの違いは何ですか?
投資信託もETFも複数の資産をまとめて投資する商品ですが、いくつかの違いがあります。
- 取引方法: 投資信託は、証券会社を通じて購入・販売します。一方、ETFは、株式のように市場で売買することができます。
- 手数料: ETFは、一般的に投資信託よりも手数料が低いです。
- 価格変動: ETFの価格は、リアルタイムで市場で変動しますが、投資信託の価格は、1日1回決まります。
NISAの成長投資枠の年間投資限度額は何ですか?
NISAの成長投資枠の年間投資限度額は、120万円です。
NISAの成長投資枠で買える銘柄は、すべて非課税になるのですか?
はい、NISAの成長投資枠で買える銘柄で得た利益は、非課税となります。
NISAの成長投資枠は、いつまで利用できますか?
NISAは、原則として無期限で利用することができます。ただし、制度内容が変更になる可能性もありますので、注意が必要です。
投資信託を選ぶ際に、どのような点に注意すれば良いですか?
投資信託を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
- 投資対象: 国内株式、外国株式、債券など、投資したい対象を決めましょう。
- 運用成績: 過去の運用成績を参考に、信頼できる運用会社を選びましょう。
- 手数料: 手数料は低い方が有利です。
- リスク: リスク許容度に合わせて、リスクの低い商品か高い商品かを選びましょう。
NISAの成長投資枠以外に、投資する方法はありますか?
はい、NISAの成長投資枠以外にも、以下のような投資方法があります。
- iDeCo(個人型確定拠出年金): 年金を目的とした積立投資制度
- つみたてNISA: 少額から始められる積立投資制度